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不動産売買豆知識⑨土地売却前に「測量」はなぜ必要?

不動産売買豆知識

末永 裕郎

筆者 末永 裕郎

不動産キャリア8年

これまで、住宅の売買・査定・相続対応・空き家のご相談など、様々なお客様と関わらせていただきました。一人ひとりのお悩みに向き合う中で、心がけているのは「正直で丁寧なご提案」です。

【不動産売買の豆知識】土地売却前に「測量」はなぜ必要?


不動産を売却するとき、意外と見落とされがちなのが「測量(そくりょう)」です。
「境界なんて昔から決まってるし、わざわざ測らなくても大丈夫でしょ?」
そう思われる方も多いのですが、実は測量はトラブルを防ぐための最重要ポイント
土地の売買においては、「測量をしているかどうか」で売却のスピードも価格も変わってきます。


■ なぜ測量が必要なのか

土地を売る際にもっとも多いトラブルのひとつが、「境界線」に関するものです。
たとえば、隣地との境界があいまいなまま売却してしまうと、
購入者が「境界を確定してからでないと引き渡しを受けられない」と主張するケースがあります。
結果として、売却が長引いたり、最悪の場合は契約解除になってしまうこともあります。

また、登記上の面積と実際の測量面積が異なることも珍しくありません。
この「誤差」が原因で、売却価格に影響が出るケースもあります。
つまり測量は、**安心して売却を進めるための“安全確認”**なんです。


■ 測量には種類がある

測量といっても、実は目的によって種類が違います。

  • 現況測量:土地の現状を把握するための簡易測量。
     → 査定前や売却検討段階でおすすめ。

  • 確定測量:隣地所有者立ち会いのもと、境界を正式に確定させる測量。
     → 売買契約や引き渡し前に必須。

現況測量は比較的早く低コストで行えますが、
買主が安心して購入できるのは「確定測量済み」の土地です。
特に住宅用地や分筆予定地の場合、確定測量があると評価が一気に上がります。


■ 測量を行うタイミングと費用

売却を検討しはじめたタイミングで、まずは不動産会社へ相談を。
「売るか決まってないから測量までは…」という方も、
事前に現況測量だけしておくと、あとからスムーズに話が進みます。

費用の目安は、

  • 現況測量:10〜20万円前後

  • 確定測量:30〜60万円前後

土地の広さや隣地の数によって変わりますが、
早めに準備しておくことで、あとからトラブルを防げると考えれば決して高くありません。


■ プロの視点:測量済み=信頼の証

査定を行う際、測量図がある土地はやはり印象が違います。
境界が明確で資料が整っていると、買主も安心しやすく、
結果として早期成約・高値売却につながることが多いんです。

「測量なんてまだ早いかな」と思っている方ほど、
実は早めの準備が成功のカギになります。
不動産の売却はタイミングが命。
境界が明確でトラブルのない“安心できる土地”こそ、次の買主に選ばれます。


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